2010/05/23

7/3チャリティーコンサートへむけて


きょうは、harmonizeの練習でした。本番までは、毎週練習が続きます。仕事や試験など、それぞれあるのですが、予定を合わせて集まってきて練習しています。

当たり前ですが、みんな毎日楽器を吹いているわけではないので、週1回の練習では、必死です。

練習後、DVDのカット割の打ち合わせへ。こちらの要望を、スコアに色ペンで書き込んでいきます。

2度とない、その瞬間が、きちんと撮れていますように。

チラシの発送や、お知らせのお願い、タイムスケジュール作成やお手伝いのお願いなどなど。

ひとつの演奏会を行うためには、さまざまな仕事があります。もちろん、「いい音楽をすること」が、いちばん大切なのは、言うまでもありません。

抽選でのプレゼント企画もあります。みなさま、是非、足をお運び下さい。

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2010/05/18

渡井さゆりさん&藤井和夫対談・その2

♪第1回チャリティコンサートで行われた渡井さゆりさんと藤井和夫のステージ上での対談の「その2」です。ここからは、藤井も参加させていただいてのお話になります。長くなりますが、よろしく、お願いいたします。


■藤井
いやいや、皆様こんにちは。「空席以外は満席」ということで、お集まりいただいてありがとうございます。ここからは少し仲間に入れていただいて、少しお話をさせていただきたいと思います。藤井です。よろしくお願いいたします。


いま、渡井さゆりさんからのお話もありましたが、法政大学の授業に、お話を伺いにいったときに、渡井さんと出会いました。


なぜ、「演奏会をチャリティコンサートにしよう」と思ったかというところなんですが、私自身も以前、NPOで若者支援をしていました。その時に感じたことなんですけれども、非常に社会的な認知が低かったんですよね。それですごく傷をつく人がいたり、それからなかなか事が進まなかったりしたんですね。僕のいた場所は、社会的養護ではなかったんですけれども、やっぱり知ってもらいたい、若者支援について、今の若者について、困難さを抱えている若者について知ってもらいたいなぁという気持ちをずっと持っていました。


若者支援の時に感じていたように、社会的養護のことをもっと知ってほしいなぁと、渡井さんのお話を伺って、強く思いました。困難さを抱えている若者も、それから社会的養護を必要されている人も、それって実は「人ごと」ではなくてですね、今たまたまそうなっていないだけで、これから当事者になる可能性は多分にあるわけです。これはまぁ、脅しとかそういうことじゃないんですけども、可能性としてはありますよね。その時にどうしたらいいのか、どうやって社会とかかわっていったらいいのかっていう時に、「日向ぼっこ」の存在であったりとか、若者支援をしてくれるところを「知っているかどうか」ってことは、非常に大きなことだと思うんですよね。そのことを、やっぱりこの演奏会を通じて、伝えられたらいいなぁという思いと、それから僕も含めて楽団のメンバーも学べたらいいなぁと思ってチャリティコンサートにすることにしました。


■渡井
ありがとうございます。
演奏会を通じて、皆様に伝えたいことなど、まだまだもしありまりたら・・・?


■藤井
今、一色単にしゃべっちゃったんですけど。もうちょっと優しい世の中であったらいいなぁって思います。以前、教員もしていたし、若者支援もしていたし、まぁ色々やっていたんですけど、ちょっと自分の身の回りの生活のことを考えても、結構ギスギスしていませんか、特に中学生とか。やっぱり子どもがギスギスしているってことは、社会がギスギスしているからだと思うんですよね。その時に一緒になってギスギスしていまうと、ギスギスギスギスなっちゃうので、やっぱりそういうところで流れを変えるというか、ちょっと優しさがあってもいいかなぁって思っています。だから、まぁ、まさに「言葉にできない想い」なんですが、演奏を聴いていただいて、みなさんが何かを考えていただくきっかけになっていただけたら、とっても嬉しいなと思います。


■渡井
ありがとうございます。
本当に、藤井さん、harmonize、foglightの皆様の優しい気持ちによって開催していただいていると思います。私も今回コンサートを開いていただいて、皆様にお伝えしたいことは、さっき中学生で結構ギスギスされている方がいらっしゃるというお話があったんですけども、本当に子どもが笑えない世の中っていうのは、大人も笑えてない、生活を楽しめてないっていうことが子どもたちが映し鏡になって反映してくれていることだち思います。本当にどんな生まれて、どんな育ちをする子どもも幸せであることを保証して、保障され、未来に希望をもって生きていけるように、まずは大人の私たちが、若輩者の私が恐縮なんですけども、大人の私たちが希望を持って、毎日楽しく過ごせるになることが大切かなと、それは本当にみなさんそれぞれ個人の心がけにつきますので、本当に皆が出来る第一歩ということで、ちょっと心にとめていただければなぁと思います。そして、社会的養護に、ご興味をもっていただいた方は、是非、「日向ぼっこ」に、ご気軽にお問い合わせいただければなぁと思います。それでは、この後も沢山素敵な演奏が、まだまだ、ご用意されています。私もじっくり聞かせていただきたいと思います。ありがとうございました。


■藤井
渡井さんは、控えめな方なので、特にお話に出ていなかったんですけども、「日向ぼっこ」の本が、実は出来ました。パンフレットに、「日向ぼっこ」の本のチラシが入っております。本日もロビーの方で販売いたします。本で得た印税は、全て「日向ぼっこ」の活動で使われるということですので、社会的養護について、すこしでも、ご興味をもたれた方は、是非、手にとって見てください。


では、引き続きよろしくお願いいたします。


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渡井さゆりさん&藤井和夫対談・その1

♪第1回チャリティコンサートで行われた渡井さゆりさんと藤井和夫のステージ上での対談を、テキスト化してup致します。昨年度のコンサートの雰囲気が、少しでもお伝えできたら、幸いです。長くなりますが、よろしく、お願いいたします。



■渡井
みなさん、こんにちは。NPO法人社会的養護の当事者参加推進団体「日向ぼっこ」の理事長と当事者相談員を務めております、渡井さゆりと申します。本日はお越しいただき、誠にありがとうございます。また、「harmonize」「foglight」の皆様におかれましては、このような貴重な演奏会を催していただき、誠にありがとうございます。一曲目のオリンピックファンファーレから、みなさんの演奏の素敵さと、みなさんがひとつになって、このような機会を作っていただいたことに感動して、涙が止まりませんでした。本当にありがとうございます。


私からは今日来ていただいた皆様に、社会的養護のことと「日向ぼっこ」のことをご説明させていただきたいと思います。社会的養護という言葉は聞きなれないと思いますが、ご存じの方いらっしゃったら手を挙げていただいてもよろしいですか?


(挙手)


知ってる方、ありがとうございます。


おそらく10名くらいの方、いやそんなに行かなかったかなぁというような、そのくらいの方々しかご存じない言葉ですが、どういうことかと申しますと。親御さんの事情、経済的な難しさだったり、病気があったり障害があったり、または養育放棄だったり、虐待だったりそのような事情で、お子さんを育てることが出来ない、お父さん・お母さんから、育ててもらえないお子さんたちを社会が変わって養育・保護する仕組みのことです。


大きく分けると2つありまして、1つは、里親さんはみなさん御存じでしょうか。家庭的養護といわれているんですけども、里親家庭での養育保護、こちらと、施設での養育保護があります。施設は代表的な施設ですと、児童養護施設です。社会的養護を必要としているお子さんたちは、日本全国に約45000人(2009年6月現在)いらっしゃいます。その多く、9割のお子さんたちは施設で暮らしています。本当はもっときめ細かいケアと申しますか、お父さん・お母さんと離れたことの傷だったり、自分、子ども自身が悪いわけではないので、そのところを整理する必要があったり、そういったことで、きめ細かいケア、よりこう大人・職員・養育者との1対1のケアが求められているんですけども、担い手が不足していて、なかなか十分に里親さんの数も伸びなく、施設で働く人たちも大変なお仕事なので長く続けることが難しいという現状があります。


私たち「日向ぼっこ」は、その社会的養護、そうです、里親さんのおうちや児童養護施設は15歳~18歳で退所、措置解除することとなります。今の日本の世の中で15歳から18歳で自立するっていうのはなかなか難しさがあるということは、みなさんちょっと考えていただくとお分かりになるかと思います。15歳から18歳で巣立った、施設や里親家庭を巣立った人たちのサポートや居場所の運営をさせていただいているのが私たち日向ぼっこです。


今お話させていただいている私も母子生活支援施設と、児童養護施設というところで生活していました。そして退所してから精神的なつらさもあったんですが、経済的なつらさもあったんですけども、精神的にシンドイことが結構ありました。母親の問題に振り回されてしまったり、私のように18歳、高校卒業で世の中で一人暮らしをしている人っていうのはなかなかいないので、同世代の人の間に疎外感を感じてしまったり、見通しが全く見えない、もう全て自分で切り盛りしていかなくてはいけないので、そのことのシンドさを感じていました。でも一方で、私みたいに施設や里親家庭を育った人たちでみんなで力を合わせて家族のように力を合わせて頑張れるところがあったらいいんじゃないかなと思って、「日向ぼっこ」サロンを作りました。今日のパンフレットに日向ぼっこ通信が、はさまれています。そちらに社会的養護や「日向ぼっこ」のことについては記載しております。また入口付近に「日向ぼっこ」の物販ブースもありますので、ご興味のある方は、お帰りの際にのぞいていただければなぁと思います。


日向ぼっこ」でやっている取り組みは、施設や里親家庭を巣立った人たちの居場所の運営、本当におうち、家庭の代わりに気軽にふらっと来ていただける場所です。必要に応じて、就職に関して、就学に関して、生活に関しての諸々のサポートをさせていただいております。あともうひとつ、「日向ぼっこ」が力を入れていることは、そういった社会的養護を知っていただく取り組みに力を入れております。それで、その一環で昨年(2008年)法政大学のひとつの授業でお話をさせていただいたんですが、その時に、本日指揮をされている藤井さんと出会うことが出来ました。藤井さんのように出会いをきっかけに自分で何かが出来ないかということで、コンサートを開いていただいたことにとても感謝しています。


ここから先は、藤井さんと一緒にお話しをさせていただきたいと思います。


(藤井和夫、登場)

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2010/05/07

チャリティーコンサート!

2010年7月3日(土)に、
第2回harmonizeチャリティーコンサートを行います。
harmonizeにとっては、一年間の総決算のコンサートでもあります。

今年も昨年度同様、社会的養護の当事者参加推進団体NPO法人日向ぼっこさんを、
支援するコンサートになります。
昨年度は、600名を超えるお客様にお集まりいただき、
162,908円」の募金をしていただきました。
そして、その全額を日向ぼっこさんへ、寄付させていただきました

みなさま、お忙しいとは存じますが、是非、コンサートへ足をお運びください!
また、皆様のネットワークで、このコンサートのお知らせしていただけると、大変助かります。
厚かましいお願いですが、どうぞ、よろしくお願いいたします。
入場「無料」です。
今年は、プレゼント企画!があります!


harmonize
藤井 和夫


■日時
2010年7月3日(土)
13時30分開場
14時00分開演
(開場時間にミニコンサートあり)

■入場料
無料

■場所
日野市民会館大ホール

■演奏曲
もののけ姫3章
銀河鉄道999
吹奏楽のための詩曲「はてしなき大空への讃歌」
など

■ゲスト
■指揮
藤井和夫

★日野市民会館アクセス

徒歩の場合
●JR 中央線 日野駅下車 徒歩15分

電車・バスを利用の場合
●JR 日野駅(5番のりば)から(実践女子短期大学経由)
高幡不動駅行きに乗り実践女子短期大学バス停下車(運賃は170円)
●京王線 高幡不動駅(2番のりば)から(実践女子短期大学経由)
日野駅行きに乗り実践女子短期大学バス停下車(運賃は190円)

車・バイク・自転車を利用の場合車は日野市役所専用(
市役所の周辺に5箇所=273台)の駐車場をご利用ください。

日向ぼっことは
社会的養護(児童養護施設)
の下で生活していた人たちの孤立防止やエンパワメントと、社会的養護の下で生活していた当事者の方々の声を集め援助者の方々・行政の方々・市民の方々に発信していく取り組みをしています。
http://hinatabokko2006.main.jp/

■harmonizeブログ
PC:
http://harmonize2008.blogspot.com/
携帯:
http://moblogger.r-stone.net/blogs/3772483591450627774


ブログはじめました。

みなさん、こんにちは。harmonizeです。
はじめまして!よろしくお願いします。
harmonizeは、東京都日野市で活動している吹奏楽団で、
「意味のある演奏」を心がけています。
僕はメンバーのひとりの藤井と言います。
拙い文章ですが、お付き合い下さい。

harmonizeは結成して、2010年で3年目になります。
これまでに、1回の定期演奏会(日向ぼっこチャリティーコンサート)、
日野市民祭や育成会行事への参加や依頼演奏をさせて頂きました。
2009年の第1回harmonizeチャリティーコンサートでは、
600名を超えるお客様にお集まりいただき、
「162,908円」の募金をしていただきました。
それを社会的養護の当事者参加推進団体NPO法人日向ぼっこさんへ、
全額を寄付させて頂きました。
たくさんの方に支えられながら活動しています。

応援してくださった方へ、心より感謝しております。
いつも、ありがとうございます。

いままでは、webから何かを発信することを、
あまり考えてはいなかったのですが、
先ほど、急に思い立って、このブログを作成しました。

こちらでは、harmonizeでの活動や、それにまつわる情報をお伝えしていければ、
と思っています。

長い文章になってしまいました。僕の悪いクセです。
では、改めまして、今後とも、よろしくお願い致します。


harmonize
藤井 和夫